間柴の雑念

あなたがこのブログを読んでいる間、他の人は前に進む

おみくじ引いたら吉だったんだけど、吉って、大吉の次に良い運勢なんだね。末吉と同程度くらいだと思ってたけどみんな知ってた?

隣で父親がパソコンでヨガのレッスンを受けている。いつもは母親を連れてジムに通い指導を受けながら体を鍛えているのだが、今日は日曜日ということでジムは休館日らしい。しばらく私は黙って父親のヨガの様子を見つめていると、

 

 

「休みの日でも家で鍛えられるように、ネットでヨガの配信をダウンロードしておいたんだ。」

 

気高さに包まれたような神々しいポーズ(四つん這いから派生した、今まで見たことのないシルエットのポーズであったため、しばらく考えたが私はそれを言葉で表現することができなかった。本当に申し訳ない。大きな気高さに包まれたポーズって、もう、わけわからない。でも、感じ取って欲しい。)を取りながら私にそう言った。年末年始の連休中、毎日休まず体を動かし運動の前後には欠かさずプロテインを摂取するという、並みのスポーツマン顔負けの運動ぶりである。

 

余談だが、過去の記事で私は家族で焼肉を食べに行ったお話をしたと思うが、その焼肉の帰りに車内で父親がポリポリ食べていた煮干し。なぜ車内に大量の煮干しのストックがあるのかという謎も、今回の件で解けたのだ。父親はたった今ヨガを無事に終えてプロテインを摂取し始めるフェイズに突入したのだが、家内を見渡すとプロテインが見当たらない。すると父親は特に困った様子を見せず、すぐさまキッチン付近の収納戸棚を開け始め(ここはよく優秀な冷暗所として使用されている)何かが大量に詰まった透明のビニール袋を取り出した。煮干しだ..聞くとこの煮干しは、以前プロテインがなくなってしまったときの緊急代用品として利用されていたものらしい。「点と点が線になる」なんて日本語、私は今まで生きてきて一度も使ったことはないが、今まさに使える契機がやってきた。チャンス到来だ。「今まで生きてきて一度も使ったことないが日常で使ってみたい言葉ランキング」でトップ5にはランクインするレベルのボキャブラリーではないだろうか。前置きが長くなったので使うのは止めておく。

 

余談にしてはだいぶ長くなりました。失礼しました。

 

で、なぜそこまで体力作りに励んでいるのか尋ねると父親は

 

「今おじいちゃんおばあちゃんの介護をしているけど、大変なことがいくつもあるんだよね。だから俺らが老後を迎えたとき、少しでも元気な状態が続くように今のうちに体を動かしているわけだよ。瞬や了(兄と私)に少しでも迷惑はかけたくないからね。」

 

思わずウルっときてしまった。ドライに「なるほどね〜」なんて返事してしまって後悔。でも私は、両親の前ではものすごく静かなのだ。なぜこうも黙ってしまうのか、本当に自分でも理解できていない。最近の友達との飲み会でも、恐らく一番口数が多かったのは全てにおいて私であったと自信を持って言えるくらい元気なのだが、家族の前だと絶対こうなるのだ。恐らく私を知る人がこの様子を見ると少々驚かれるように思う。

 

とまぁ、なるほどそれだけ運動を怠らなければ、そりゃこれだけダンスでアワードを獲得できるはずだ。

f:id:solidstar3:20160103163402j:plain

そう、私の両親はダンスのレッスンも受けており、定期的に行われる大会で数々の優勝を果たしている。最初は驚いていたが、数多くのこの栄光も今思えば納得であった。