間柴の雑念

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貧乏揺すりが癖の方へ朗報

ふと気付くと、足が縦横無尽に動いている。

勉強しているとき、読書しているとき、車に乗っているとき、そしてパソコンを使っている今も、既に足はフルスロットル。本格ボクシング漫画「はじめの一歩」の主人公である幕之内一歩が単行本24巻にて対戦したポンチャイ・チュワタナ相手に初披露した必殺技「デンプシーロール」を皆さんは知っているだろうか。私の貧乏揺すりのX軸の動きは正しくそれなのだ。一方で左のアッパーと右の打ち下ろしが高回転で炸裂するヴォルグ・ザンギエフの必殺技「ホワイト・ファング」がY軸の軌道である。どちらも凄まじい破壊力を誇るパンチであり、これまで私の貧乏揺すりに巻き込まれた人々は次々に闇へと葬られてきた。私の貧乏揺すりは極めて殺傷能力が高い。

 

 

と言えるくらい目ざわりだ。貧乏揺すり(面倒なので、以降BBY)というのは。だから、人と一緒にいるときは絶対しないよう制御に努めている。第一、みっともない。

 

 

しかしそういう認識を脳の中で留めているにも関わらず、呼吸並みに反射的に発動されてしまう私のBBY。1日の中でBBYが発動する時間が合計して1時間であると仮定した上で、私のこれまでの人生におけるBBY頻度を秒数換算すると

 

 

23(年間)×365(日)×1(時間)×60(分)×60(秒)=30222000秒

 

 

なんと私はこれまで、30222000秒もの時間をかけて己のBBYを生み出してきたというのだ。非常に生産的だ。ここで、プレイステーション2のスニーキングゲームである「メタルギアソリッド2」に登場するラスボス「ソリダススネーク」のセリフを聞いて頂きたい。

 

「親から子へと、生命(せいめい)の情報が流れていく。それが生命(いのち)だ。しかし我々はこの世に何も残してはいない。親父の体細胞から作られた我々は、あらかじめ子をなす能力を取り上げられて生み出された。命のバトンを渡せない我々は何を残せばいいのか?・・我々が生きたという事実・・それこそが生きた証。生命のバトンを渡す際、親は子に伝える。DNA情報にはない様々な情報。私は人の記憶に・・この国の歴史に記憶されたいだけだ。私は私の記憶、私の存在を残したい。歴史のイントロンにはなりたくない。いつまでも記憶の中のエクソンでありたい。それが私の『子を為す』ということだ。」

 

 

私は自身のBBYを振り返って、改めてソリダスの演説を深く理解した。恐らく無職の私には、子を為す能力はない(結婚相手はいない)。つまり子に命のバトンを渡せない私にとっての生きた証というのは一体なんなのか。記憶の中のエクソンであり続ける存在になるためには一体どうすればいいのか。私にとっての「子を為す」とはどういうことなのか。

 

それを今ここに書き記すべく、今回の記事作成に至った。

 

 

ちなみに実際に気になったので検索した。

本日はサンマルク大井町駅前店にてパソコンを開いているが、恐らくグーグルの検索エンジンに「貧乏揺すり メリット」と打ち込んで検索しているニートは私以外にいないことを祈る。二人以上存在すると恐らく日本の生態系のバランスが崩れるように思える。

 

以下のページ、参照してみてください。

 

matome.naver.jp

 

「貧乏揺すりが癖の方へ朗報」と言っておきながら、最終的にURLだけ貼って終わらせるという荒業。妥協にもほどがある。それでは引き続き明日の選考の準備に戻ります。