間柴の雑念

あなたがこのブログを読んでいる間、他の人は前に進む

ワンピースの主題歌を歌ったらものすごく考えさせられた

 

社長から

 

「知り合いと飲み会あるんだけど、間柴もくる?」

 

とお誘いしていただき、

昨日、飲み会に参加した。

 

 

 

そこでかなり飲みすぎてしまい、

記憶を失ったので、

 

「実は酔っ払って無礼な発言をしてしまったのではないか?」

「とんでもなく失礼なことをしでかしてしまったのではないか?」

 

という焦燥と不安が

今朝起きてからずっと抜けない。

お酒も抜けない。

 

いつも飲んでいるメンバーならいいが、

何より、昨日は初対面の方もたくさんいた。

 

自分の印象が悪ければ、

自分を連れてきた社長の印象も悪くなる。

 

この構図が不安を助長させるのだ。

 

また、僕は社長が大好きだ。

とにかく面白いし、優しい。

 

だからそんな社長に

 

「なんでこんなの連れてきちゃったんだろう」

「最悪だわ、こいつ」

 

と思われてしまったら、

もう、生きていけない。

大好きだからこそ、嫌われたくない。

 

もしかしたら、

 

「こいつを連れてきた俺の責任だから、俺が全員に謝らないとな」

 

優しい社長は

こう考えてしまう可能性だってある。

 

気遣わせてしまうなんて、

絶対にあってはならないことだ。

 

加えて、今朝見た夢がなぜか

 

「社長にタメ口で指図してミニ四駆を作らせる」

 

という内容だったので、

胸騒ぎに拍車をかけた。

 

 

「こんなときは、不安克服コンサルタントのイデさんに話を聞いてもらおう」

 

 

と考え、すぐに電話をした。

 

こういうわけなんだけど、

この不安をどう処理したらいいのかと。

どう向き合ったらいいのかと。

 

すると彼女は、

 

「大丈夫だよ☆!」

「なんかあったとしても、謝ったら許してくれるよ(^O^)!」

「実は他の人も記憶なくしてるっていうオチも考えられない?(笑)だから失礼なことを言ってたとしても、忘れてるみたいな!(笑)」

 

彼女から出る数々の言葉の光が、

心の闇を払拭した。

 

結果的に、気持ちは前向きになった。

 

特に

 

「他の人も記憶をなくしている」

 

説は濃厚なので、

そこに賭けることにした。

 

非常にポジティブになれたので、

なぜか僕は

 

「ありったけの〜夢を〜♪かき集め〜♪」

 

昔のワンピースの主題歌の

サビを歌い始めた。

 

上記の、ワンフレーズだけ。

 

すると彼女は冷静な口調で

こう返してきた。

 

 

 

 

「夢を持ちにくい現代社会だし、ありったけとはいえこの世の夢の数なんてたかが知れてる」

 

 

 

 

 

 

 

突然の卑屈。

 

 

このとき思ったのは、

 

「え、人ってこんな急に冷められるの?」

 

ということだった。

 

さっきまであんなに「大丈夫だよ!」なんて明るく励ましてくれていたのに。この短時間で一体、彼女の中で何が起きたというのだ。

 

 

でも確かに、その通りだ。

 

今の時代、

なんでも揃ってる。なんでも手に入る。

 

遊ぶところはたくさんある。

遠ければ電車に乗ればいい。

疑問を抱けばネットで調べる。

 

寒ければ暖房をつけるし、暗いから電気をつける。

帰れば寝る場所があるし、

寝ながらでも携帯で友達と連絡が取れる。

 

汚れても洗濯ができる。

火がつくから料理ができる。

お湯が出るからお風呂に入れる。

 

だから何不自由なく、暮らせる。

 

それでいて、

これからも便利さは加速していく。

娯楽だってたくさん増えていく。

 

この世は、モノでありふれている。

モノが飽和している。

 

自分の人生を彩る選択肢がありすぎて、

夢レベルが高くなりつつある。

 

思い描く夢のハードルが高くなる。

 

それでいて、現状に満足しやすくなる。

 

高望みをしなくても、

それなりの生活はできるからだ。

 

なるほど

 

「夢を持ちにくい」

 

というのはあながち間違いではなさそう。

そりゃ卑屈にもなる。

 

なかなか夢を描けない。

描けても、現状の自分との差に圧倒される。

ギャップが生まれやすい。

 

だから、難しい。

将来を考えるのって難しい。

 

そういう経緯のもと、彼女は冷めた。

いや、ブルーな気持ちになったんだろう。

 

そんなイデさんの

最近のツイートを見てみた。

 

 

 

 

いやめっちゃ前向きやん。

めっちゃ明るい未来描いとるやん。

 

なんだったん、あの冷めは。