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間柴の雑念

あなたがこのブログを読んでいる間、他の人は前に進む

斬新すぎるキャバクラへの誘導の仕方

「お兄さん、キャバクラどうすか?」

「このあとお遊びのほうは?」

「かわいい女の子待ってますよ!」

 

都会のネオン街を歩いていると、

いつも待ち伏せる常套句。

 

 

キャバクラの勧誘もそのひとつだ。

大抵、

 

「雀荘行くんで」

「まだ12歳です」

「ゲイです」

 

と対処しながら、

これまでの東京の夜を切り抜けてきた。

 

 

だが、恵比寿の飲屋街だけは

この対処法では不十分だった。

 

キャッチがこちらに近付いたとき、

まさかいきなり、

 

Janne da arcのHEAVENのサビを熱唱されるとは想定できなかったからだ。

 

そのキャッチの男とは、毎日顔を合わせる。

絶対にいる。

国士13面ちゃんばりにいる。

 

今日も帰りに会った。

なぜか、一応、軽く頭を下げてしまった。

 

推定20代前半。

秋まではスーツだったが、

今はその上に毎日モッズコートを着ている。

 

身長は165cmくらい。

 

髪の毛は3回ほどハイブリーチしたくらいの明るさ。

フォルムはマッシュな感じだが、

別にパーマもスタイリング剤も施していない模様。

 

目はパッチリしているが、

目力が強いわけではなく、

いつもどこか遠くを見ているような、

不思議な雰囲気が漂っていた。

 

そして、

とにかく眉毛が黒い。

 

白い髪の毛と黒い眉毛のコントラストを武器に

今日もせっせとキャッチをしていた。

 

今の会社に勤めてもうすぐ1年になるが、

恐らくこの人は1日も休んでいない。

目の前に現れなかった試しがない。

帰り道にいなかった試しがない。

 

もしくは、

俺のこの1年間のシフト全てと

もろ被りしているというミラクルが起きている。

 

もはや彼は風景と同じだ。

空を見上げれば雲があるように、

会社から出れば彼がいる。

 

空気とか、大地とか、森林とか、海とか、

そういう類のやつ。

風景。

 

世界の車窓から

 

で、何かの間違いで

恵比寿の飲屋街が映し出されたら、

彼がいる。

 

それくらい、

恵比寿の街に自然に溶け込んでいる。

 

なのに近付くと急に

 

「き〜っと生まれ変〜わったって〜同〜じ場っ所〜で♪き〜っと君を見〜つ〜け〜て〜あげ〜るよ〜♪」

 

って無表情で歌われるから驚く。

 

驚くが、

 

不思議と悪い気はしない。

 

むしろ本音を言えば、

立ち止まって聴いていたい。

 

最終的にどうHEAVENにいざなわれるのか、

確認したい。

 

でもそこにハマると、

必然的にキャッチが成立するので、

むやみに受け入れられない。

 

やるな、あいつ。

 

てかなんでJanneなのよ。

 

しかも気軽に出る音域じゃないから

結構、表情も力んでるし。

 

でも、それら全て含めて、

いいキャッチだと思う。

くるものがある。

 

いきなり客に近付いて歌い出すやつ、

あんまりいないし。

 

てか、キャッチする気が見えないので、

警戒心がなくなる。

 

むしろ心配になる。

 

すごい。

気にかけてもらえるキャッチってすごい。

能動的じゃなくなる。

キャッチレス。

 

今日読んでいた本にたまたま

 

「人と同じことをやっていては、人と同じ結果になるだけだ」

 

ってあったけど、

早速、分かりやすい例を見た気がする。

 

彼は日々新しいことに

チャレンジしているのかもしれない。

 

そして試行錯誤の末、

あの技を編み出したんだろう。

 

こんなふうな視点で彼を捉えられたのも、

この本のおかげなので、

みなさんにオススメしたい。

 

Amazon CAPTCHA

 

「1時間が3時間に増える!」

 

と帯に書いてあり、

純粋な俺はすぐ購入に走った。

 

ただ、表紙の上部をよく見ると

 

「いつも時間に追われている人のための」

 

と書いてあり、

いつも時間に追われている人は

わざわざこんなブログは書きません。

 

よってこの本を読む段階にさえ

自分は立っていないと痛感し、

なんだかすごく落ち込んできたので、

もう寝ます。。