間柴の雑念

あなたがこのブログを読んでいる間、他の人は前に進む

心技体…この中で他人から教わることが出来るのは技術だけだ。

どうも。

北茨城市レザード・ヴァレスこと

間柴 了です。

 

実家に戻って本日3日目。

先々月の体育の日含む

3連休ぶりです。

 

実家に戻ると母親はおれに

「2ヶ月ぶりだね。」と同時に

「連休終わりの日の新潟への帰り、散々だったね。」

と言う。

 

 

そうだ

 

 

思い出した

 

 

俺のせっかくの休日を台無しにした

くそばばあに出逢ってしまったことを。

 

--------------------------------------------

 

2ヶ月前、体育の日が月曜日だったため

土日月と3連休を取れた。

当時新潟で働いてた俺は実家に戻ることに。

なぜなら、兄と兄のお嫁さんも

実家に集合することになっていたからだ。

 

全員でご飯食べたり、

お出かけしたり、

兄・嫁vs俺で麻雀したり

 

最高に充実していた。

 

そして、3日目の朝。

兄嫁も俺も次の日は出勤なので

早めに各々の住居地へ戻ることに。

 

 

父親と母親は俺たちを車に乗せ

最寄駅である南中郷駅まで

送り届けてくれたのだ。

 

そこから各停電車で

俺たちは水戸まで行く予定だった。

水戸まで1時間以上はかかる。

その間、電車の中で3人きりで

楽しく色んな会話をして

残りの休みを満喫するはずだった

 

 

はずだった

 

 

南中郷駅へ着き、車から降りると

母親が「あ、こんにちは〜!」と

誰かに向かって挨拶するのが聞こえた。

 

母親の視線の方へ目を向けると

そこには超笑顔のババアがいた。

 

父親と母親はダンスのレッスンを

受けているのだが、

そこで知り合った人らしい。

 

「あらあああああ!間柴さんじゃな〜い!!!!ど〜もこんにちは〜!!!!!」

 

ダッシュでこちらへ駆け寄ってくる。

本当にうるさい。

間髪入れずトークする傾向があり

相手に話す余裕を与えないタイプだ。

しかもこのババア、まだ本気を出していない。

この時点でなかなか煩わしいのに

恐らく彼女は自身の潜在能力の

2パーセントも発揮していないのではないか

という余裕さは容易にうかがえた。

 

というか、すごくしらける。

せっかくの両親と俺らとのお別れ会に

こんなイレギュラーモンスターが

乱入してくるっていうシチュエーション

そのものがしらける。

田舎感を拭い切れない。

 

既に兄と嫁はしらけた顔をしている。

 

「なになになになになに、息子さん!?!?!?んでなになに、結婚したの!?!?あ、そちらが弟さんのほう!?!?あらおっきくなったわね〜!」

 

いや知らねえだろ、昔の俺。

どこから計算して

「おっきくなったわね〜」なのか。

思いっきり初対面だぞ。

 

母「鈴木さん(ババア)、今日はどちらに?」

 

「ちょっと用事があってさ〜!!!!上り方面の電車に乗らなくちゃいけなくて!!!!」

 

 

 

上り方面

 

 

兄と嫁と俺は震撼した

 

 

俺らと同じ電車だった

 

 

「なになに、一緒!?!?あ〜ら偶然ね〜〜〜!!!!!!」

 

 

 

想定される危険はたった1つだった。

水戸までこいつが乗り合わせたら

俺らは3人で会話することなく

永遠にババアの話し相手を

しなければならないことになる。

 

どうせこの田舎町。

降車駅は日立か水戸だろう。

 

そしてそれは兄もわかってるようだった。

兄と俺は顔を合わせた。

俺(兄さん、わかってるよね。)

兄(うむ。同じ車両にこいつと乗車したら間違いなく俺らの1時間は搾取される。)

俺(せっかく3人で会話できる機会、奪われるなんていやだよ!)

兄(同感だ。お、ババアの話し相手が母親にフォーカスしたぞ!今だ!行くぞ!)

言葉は一切交わさなかったが

兄のメッセージは受け取れた。

俺たちは、ババアが母親と話しているうちに

その場を小走りで立ち去り

駅のホームの一番後ろまで移動した。

 

3人の顔にも、安堵。

それはまるで、バイオハザード3

出てくる追跡者の悪夢から

逃げられたときの気分のようだった。

 

 

電車がくる。

 

 

「相変わらず人乗ってねえなw」

と兄が言って3人で笑っていると

 

 

 

「やっと見つけた〜〜〜〜〜!!!も〜こんなとこにいたのね〜〜!!!どこいっちゃったかと思っておばちゃん探しちゃったわよ〜〜!!!でも確かに最後尾の車両はほんと空いてるわよね〜〜〜!!!!!」

 

 

 

f:id:solidstar3:20151222163634j:plain

 

 

背後には既に奴がいた。

 

かつてこれほど空気読めないババアはいただろうか

 

絶望と殺意が入り混じった。

 

兄と嫁と俺は並んで座り

その対面にババアが君臨した。

 

「で、なになになに、二人はどこで知り合ったの!?!?!?!?」

 

はぁ

 

常磐線の騒音を余裕で凌駕するボリューム。

 

出逢いを一から丁寧に説明する兄

 

しらけた顔でスマホをいじる嫁

 

モンストでフレンドガチャ回す俺

 

 

想定通り

ババアは俺たちに喋る隙を与えない

 

このまま水戸は地獄だった

そう思った俺は

途中の日立駅で降りることに。

 

日立駅到着2分前に

俺は起立してしまった。

甘かった。

もしかしたら奴が

日立で降りるかもしれないのに。

 

 

悪い予感は当たった

 

奴も日立駅で降りるのだ。

 

このまま俺が着席して

「あ、やっぱ降りない!」

みたいなこと言って水戸まで行くのは

あまりにも不自然すぎる

さすがに感じ悪すぎると思った俺は

しぶしぶババアと降車。

 

 

俺が兄と嫁に手をふると

「健闘を祈る」と言いたげな

目をして俺を見送る兄

 

 

そして扉は閉まった

 

 

 

「でも、ボクあれね、ず〜〜〜っとスマホいじってるのね!!!!お兄さんみたいにもっと人とおしゃべりできるようにならなきゃ!!!!!」

 

 

 

 

 

..お前のせいだわ..

 

 

 

ボク呼ばわりされたときは片手に持ってたアポロチョコ頭から振り掛けようかと思った

 

 

終わり。

 

 

ドライブがてら運転練習中。

誰か助手席座ってください。

教官お願いします。

 

しばらく茨城にいます。